まほろば会

 大和は国のまほろば!日本人の心のふる里、身近に感じて気軽に歩こう
 古代史に重きをおいた散策会です。日本の政治や文化が発祥した大和の代表的な地域で記紀や万葉にも出てくる古代の遺跡・史跡や伝承地を訪ねます。現地をじっくり眺め、見て、歴史を考えながら歩きます。詳しい資料があらかじめ配布され、自習します。これまでに神武~大倭の故地=宇陀阿騎野、都祁、磐余、磯城・纏向、南飛鳥、葛城、秋津洲を歩きました。次に日本尊~倭五王=和爾(ワニ氏)、石上布留(物部氏)、忍坂(息長氏)などを廻り、本年度は雄略~欽明の蘇我史を計画しています。

わが町再発見

 新しい発見を求めて近江の町を訪れようという仲間のサークルです。時代や文化、人により“町”は変わります。歴史、文化遺産の宝庫である近江の町々を祭や行事また名所・名物、史跡などのポイントに巡り、わが町の“今”を見学、学び、食べ、楽しみましょう。この会の趣旨は個互の会員が自分の住んでいる町を見直して皆さんに紹介するのが始まりです。

巨木名木めぐり

 「歴史の生き証人」である巨木・名木の存在やすばらしさを知ろう
 巨木は地上1.3mで、幹回り3m以上(環境省基準)のものをいい、名木とは大きさではなく、由緒(歴史・目印・珍奇・景観など)を持つ樹木をいいます。 滋賀には二千本を超える巨木があり、有名なもの約百本をすでに巡回してきましたが、その他は殆ど山地・山麓など不便な所にあります。そこで、一昨年は場所を京都に移し京都御苑の名木を中心に、昨年は京都植物園の名木を中心に廻りました。
 古都には歴史的由緒を持つ名木が数多くあり、木の姿、大きさを見るというより、有史以来、植物が生き延びてきた仕組み、生存競争の巧みさに興味を惹かれた筈です。今年は、今一度滋賀の名木に戻りたいものです。
 適切な運動量=数kmのウォーキングを兼ねて、天気の良い日に訪ねたいと思います。

近江と信長

 近江に残した信長の足跡をたどろう
 信長は近江にたくさんの足跡を残しています。その活躍を信長公記に照らし信長の視点で探訪しようとの企画です。これまでに信長公記を見ながら「安土山下町」を詳しく探訪しました。更に六角の逃亡路、甲賀を従えてゆく行程も、城郭跡の探索から学びました。虎御前山や小谷山などのよく知られたコースも、城郭観光コースとは違う目で探索しました。昨年は、信長公記を基に「六角屋形・石部城を去る」「磯野員昌退去、丹羽長秀を佐和山城に置く」「堀樋口浅井を寝返る。柏原宿を難なく通過」「永禄の上洛・愛知川宿で信長の一日」「元亀北國攻め九里半街道を往く」「志賀の陣で生涯最大の危機」の現地探訪をしました。今年は、近江から他国へ展開する信長の活躍も視野に入れます。「焼討前夜、志村小川金森を屠る」「近江口から乱入、天正伊賀の乱」「桶狭間奇襲の実態」「敦賀攻略の前進基地・堅城国吉城」「信長の京都、秀吉が大改造」「佐久間信盛、摂津表で苦戦」など盛り沢山で計画しています。

城郭研究会

 近江には、城跡が1300もあると言われています。天守はもちろん石垣のない城郭跡がほとんどですが、街道を見下ろす山頂等に堀切や土塁を見つけることでどのように守り、どのように攻めたかを想像を巡らせています。これまでに亀山城、小堤城山城跡、坂本城跡、長比城跡、八幡山城跡、佐久良城跡、長光寺城跡、勝竜寺城跡、天王山城跡、壷笠山城跡、などを探訪しました。今年は「淀城と三川合流」「太尾山城跡」「小堤城山城跡」を登ります。最近、続々と信長の城が発掘されているのでフォローアップの講演会も企画したいと思っています。