令和7年度

彦根藩主井伊家

芸能史研究の歩みと近江
概 要:近江の芸能の歴史について、この分野において造詣の深い福持昌之さんにお願いし、入門的な講座と、「近江の巫女神楽」など最新の研究成果を、解りやすくお話しいただきます。
第1回 芸能史入門―研究の歩みと現在―、 第2回 近江の巫女神楽ーイエに伝わった芸能ー

多賀大社の魅力
概 要:「お伊勢お多賀の子でござる」と言われる近江の多賀大社。古くから交通の要衝にあり 豊かな歴史と文化財を持つ“お多賀さん”を街おこしに参画されました井上先生から文化遺産、祭りなど織り交ぜ学びます。
第1回 多賀大社の歴史と信仰、 第2回 多賀大社の文化財、 第3回 多賀大社の古例祭(現地見学)
第4回 多賀賀大社のまつり 、 第5回 多賀大社の門前町とその周辺

古代周遊「近江の弥生遺跡」
概 要:野洲川流域には多くの弥生遺跡が存在します。伊勢遺跡とその周辺に広がる弥生ベルト地帯を学び巡る講座です。

古代周遊「古代近江と藤原氏」
概 要:藤原氏とは?古代より絶大な権力を誇り、近江と深い関わりを持った藤原家。明治に至るまで貴族として武家としてその流れを伝え、永く日本の社会に存在感を示してきた、その源泉は何か?その始まりの藤原四代はどういうものだったのか?小笠原先生にひも解いて頂きます。
第1回 近江と古代国家の基礎をつくった藤原鎌足、  第2回 近江と近江国守となった藤原武智麻呂の役割)
第3回 近江に国庁・保良宮・京を造営した藤原仲麻呂をめぐる再評価 

近江の暮らしと祭り
概 要:歴史資源の宝庫、近江の先人が遺されてきて今日まで、連綿として生きづいている、暮らしのかたちや、祈りのかたちにスポットを当てて、深く掘り下げて学びます。
干支シリーズ ①ジャ(蛇)信仰「近江のジャさん」
奇祭シリーズ ②近江の奇祭「奇祭とは何か」、③「ボンノコヘンノコ祭と東海道を散策」(湖南市平松)
職人シリーズ ④職人の技+α「神輿とはなに?」
       ⑤「ずいき祭り」(野洲市三上)
まとめ    ⑥伝統文化を考える「激変する民俗行事」)

「仏像に親しむ」2025 魅せられる「近江の仏像」を訪ねる 
概 要:鎌倉時代(13世紀—14世紀)の仏像の様相を紹介。近江では、文化財指定の鎌倉仏像は平安仏像に比べると少ないようですが、浄土系寺院を訪ねると鎌倉に遡ると思しき本尊をよくみます。実数では鎌倉仏のほうが多いかもしれません。
本年度はこれらの中から選択して尊格別に紹介してゆきます。

令和6年度

古代周遊
ロマンあふれる“古代”を講演や探訪で学びます。ひと口に“古代”と言っても年代や対象として遺跡、人物、文化等々多くの分野があります。例えば古墳を探訪する場合に必要な知識には銅鏡、大王豪族、渡来人、記紀等々様々にあり、これらを得ることは更なるロマンを楽しむために大切です。ここではテーマごとに講師をお願いし、質疑を交えながら学び、歩いて楽しみます。

風土記の時代とその世界
 風土記は奈良時代に国司らによって編纂され、朝廷に提出された国ごとの地誌で、古代の地地域情報や地名の由来、古老の伝承などが載せられ、古代の地域社会の片りんをうかがうことができる史料です。近畿でまとまって残る『播磨国風土記』を中心に、播磨と出雲の関係、播磨 と近江の関わりなど、風土記の世界を紹介していただきます。

神と仏
インド発祥の仏教は、アジア全域に伝播していく過程で、各地の様々な宗教と出会い、衝突と融合を繰り返しながら今日に至っています。日本では長い歴史を経て「神仏習合」として日本文化に定着しましたが、その背景や過程、さらに融合の論理について学びます。また、明治初期の神仏分離・廃仏毀釈を経てもなお現在まで継承されている延暦寺における「神仏習合」についても紹介いただきます。

石山寺の魅力
近江の寺社シリーズ第3弾。今までに日吉大社、三井寺を訪ねて社寺の関係者から由緒や文化財・建築等を学んできました。今年度は、2月に鷲尾座主様に講演頂いた観音の寺、学問の寺そして紫式部にゆかりの深い石山寺を訪ねて学びます。また、大津市歴史博物館の「石山展」に合わせた講演会も予定します。八世紀半ばの創建と言われ、勅願寺として長い歴史を持ち石山寺文書など貴重な文化財を今に伝えています。“新たな石山寺”を発見し、学びます。

近江の暮らしと祭り
歴史資源の宝庫、近江の先人が遺されてきて今日まで、連綿として生きづいている、暮らしのかたちや、祈りのかたちにスポットを当てて、深く掘り下げて学びます。今年度は干支教室・龍神信仰について学びます。

近江の仏像・・・11世紀から13世紀
二年間にわたり、近江の仏像を時代順に平安時代(11世紀前半)までの様相をみてきました。本年は、天台寺院が近江の津々浦々まで浸透した平安時代(11世紀半ば頃~12世紀)および浄土教系の新宗派が隆盛した鎌倉時代(13世紀)以降を採り上げます。前者は、仏師定朝に倣った造像が一世を風靡します。後者は、浄土教教団の本尊にふさわしい「三尺阿弥陀」が数多く造像されます。滋賀県の指定文化財はこれらの時代の仏像が大多数を占めています。とても全部を紹介しきれませんので、特色のあるものを採り上げ、お話ししていただきます。